第70回全国高校軟式野球大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)は28日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場で準決勝がある。第1試合は初の決勝進出がかかる専大北上(東東北・岩手)と史上初の4連覇をめざす中京(東海・岐阜)の対戦。第2試合はともに初優勝をねらうあべの翔学(大阪)と早大学院(東京)がぶつかる。
- 軟式高校野球70回大会開幕 「最長試合」を2人の投手が振り返る
第1試合 専大北上―中京
専大北上のバッテリーが中京打線をいかに抑えるか。中京は2戦とも2桁得点と打線が活発。特に4番田口天照(てんしょう)は計7打点と勝負強い。準決勝は犠打や足も使って一気にたたみかけた。専大北上はエース宮森健太が2戦連続で完封。左腕平悠永も控える。四死球を減らし、走者をためないことが求められる。捕手名須川琉斗が要所で自慢の強肩を発揮し、接戦に持ち込みたい。
第2試合 あべの翔学―早大学院
ともに投手が安定している。あべの翔学は大阪大会から無失点を継続中。エース左腕の若林大翔(やまと)、制球のいい村田和優(かずひろ)の好投が光る。対する早大学院のエース孫大惺(たいせい)は、落ちる変化球で狙って空振りを奪える。野手陣は相手の進塁を防ぐ好判断が多く、ピンチの芽を早めに摘む。接戦が予想されるが、打線の上位、下位を問わず長打が出るあべの翔学が若干優位か。
きょうの試合(左が一塁側)
▽準決勝(明石トーカロ)
専大北上 9時30分 中京
あべの翔学 12時 早大学院